【2012年2月4日】 

―救命講習会を開催しました―


枚方寝屋川消防救急隊員さんを講師に招き、AED(除細動器)を用いた「救命講習会」を開催しました。
各事業部から多数参加し、人口呼吸・胸部圧迫・AEDの操作など、3時間に渡る内容の濃い講習会となりました。

近年AEDは公共の施設やスポーツクラブ・空港など、様々なところで目にすることが多くなりましたが、実際に使うとなると戸惑いはあると思います。
この講習会では、反応も呼吸も無い傷病者を発見してから救急車が到着するまでの間に、AEDを用いた心肺蘇生行動ができるようになる事、また
通報してから救急車が到着するまでにかかる数分の間に、その場に居合わせた人が応急手当を速やかに行えば、傷病者の救命効果や社会復帰率が向上すると言う事、短い時間に適切な措置をとることが、大事な命を救うという事を学びました。

さて、実際にやってみると、人口呼吸や胸部圧迫はAEDが届くまで続けなければいけなく、かなりの体力が必要な事、周りの人の応援を呼ばなければ一人では到底できないと言う事がわかりました。
そんな訓練の中で、鍛え上げた機工事業部の面々の強靭な体力は、とても頼もしく感じられました。

実は、カメラマンを担当しました私、この講習会の翌日、目の前で高齢の女性が倒れるという現場に遭遇したのです!前日に習ったばかりにも関わらず、その場で立ちすくんでしまいました。
講習会ではできても、いざ本当に目の前に倒れている人を発見した時、習った事を的確にできない事を身を持って体験したのでした。

そして、救命講習は一度だけでなく、何度も受けることにより、いざという時の心構えが身に付くものだと言う事を強く感じました。